- エンジニア転職後にそもそも研修は必要?
- 実戦でスキルを身につけるほうが効果的では?
- 研修が充実している企業の特徴や選ぶポイントを教えてほしい
未経験エンジニアが実務現場で活躍するには、最低限の基礎知識や現場での立ち回りなどの理解が欠かせないため、一定期間の社内研修は必要といえます。
しかし、実際には研修体制が整っていない企業もあり、いきなり現場に放り込まれてしまうケースがあるのも事実です。
そこで本記事では、研修が充実している企業の選び方や具体的な企業例を解説します。
未経験からエンジニアを目指す方や、研修実施企業の選び方がわからない方は、ぜひ最後までご覧ください。
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エンジニア研修が充実している企業を選ぶポイント

さっそく、未経験エンジニア向けの研修が充実している企業を選ぶポイントを紹介します。
- 求人に研修内容の詳細が記載されている
- インプットだけでなくアウトプットの機会がある
- 研修期間が1ヶ月以上設定されている
上記のポイントを押さえることで、転職後に研修がなくて不安になるリスクをなくせるでしょう。
求人に研修内容の詳細が記載されている
まずは、求人に研修に関しての項目があるか確認が重要です。
具体的な研修プログラムの内容が明記されている場合は、企業が新人エンジニアの育成に力を入れている証拠といえます。
特に、研修内容や期間、サポート体制などが記載されていると、入社後の成長やスムーズな現場対応が期待でき、安心してキャリアをスタートできるでしょう。
一方で、研修に関して一切触れていない場合は、いきなり現場へ配属される可能性があるため注意が必要です。
インプットだけでなくアウトプットの機会がある
研修の中で、アウトプットする機会があると、学習効果が一層高まります。インプットだけでは、学習定着率が低く、実戦でも活用しにくいためです。
たとえば、実践課題やプロジェクト参加、発表の機会などがあると理想的です。
最初は大変に感じるかもしれませんが、多少の負荷がある研修の方が、より実務に近い環境となるため、現場にも早く慣れることができます。
このように、アウトプット重視の研修を実施しているかは、企業選びの大切なポイントといえるでしょう。
研修期間が1ヶ月以上設定されている
1ヶ月以上の研修プログラムがあれば、必要な研修期間が十分確保されています。
基礎知識だけでなく、実践的なスキルも習得できるため、現場に入るための最低限の知識とスキルを身につけることが可能です。
一方で、研修は長すぎても業務経験を積む機会が減ってしまうため、1〜2ヶ月が妥当なラインといえます。
実際は、現場で学ぶことの方が遥かに多く、なるべく早くプロジェクトに参加するほうが望ましいからです。
そのため、充実した研修を希望する場合は、研修期間が1ヶ月以上の企業を選ぶとよいでしょう。
そもそも未経験エンジニアに研修は必要?

結論として、未経験エンジニアにとって研修は必要です。
新卒エンジニアに研修が用意されているように、未経験者の場合も最低限の研修がなければ、現場ですぐに活躍することは難しいでしょう。
とはいえ、研修は基本的な知識を学べれば問題ありません。なぜなら、実務で学ぶことのほうが遥かに多く、効率的に学習できるからです。
具体的には、以下の基礎的なことが身についていれば十分といえます。
- HTMLやCSSなどのフロントエンドの基礎
- JavaやPHP、Pythonなどのバックエンドの基礎
- gitなどのバージョン管理システムの使い方
- AWSやGCPなどのクラウドサービスの利用方法
これらすべてを詳細に理解していなくてもOK。あとは実戦の中で、仲間やAIの助けを借りながら、学んでいけば大丈夫です。
そのため、未経験エンジニアに有用な研修が用意されている企業を選ぶことが重要といえるでしょう。
エンジニア研修を提供しない企業が存在する理由

実際に、エンジニア向けの研修を実施しない企業は数多く存在します。ここでは、なぜそのような方針を取っているのか解説します。
研修にリソースを投下する余裕がないから
多くの企業は、エンジニアの研修や育成に十分な時間やコストをかける余裕がありません。
なぜなら、限られた人員や予算の中で即効性のある施策を優先せざるを得ないためです。
研修期間中は講師も含めて人件費がかかり、収入がほぼ見込めない赤字が続く状態です。長期的な回収を見越した投資といえるでしょう。
そのため、研修を充実させるには、財務体質が優良な企業や資金に余裕がある企業に限られてしまうのが実情です。
長期的な人材育成をするつもりがないから
一般的な企業は、即戦力人材を求めています。人を一から育てるには多大なコストと労力がかかるからです。
たとえ長期的な育成に取り組んでも、離職してしまえば、これまでの投資や努力が無駄になる可能性があります。
そのため、一部の企業では、短期的なプロジェクト獲得や業務効率を重視し、長期的な人材育成はリスクと捉えて後回しにしています。
こうした背景から、時間をかけてエンジニア未経験者を育成するよりも、即戦力を優先する傾向が強く、結果として社内研修が整っていない状況が多いのです。
実戦で学んだほうが効率的と考えているから
座学や体系的な研修よりも現場で学ぶほうが、コストパフォーマンスも高く効率的です。
そのため、一部の企業はなるべく研修期間を短くして、早期に現場へ送り出す傾向にあります。
一方、未経験エンジニアにとっては、実戦経験がない中で、タスクに取り組んでいくのは非常にストレスが高い状況となるでしょう。
企業側と従業員側の求めるものが相反するため、仕方ない部分もあります。
このように、現場で実践力を身につけるのが効果的と考え、あえて充実した研修を設けない企業が存在することを認識しておきましょう。
未経験エンジニア研修が充実している企業の特徴

続いて、未経験エンジニア向けの研修が充実している企業の特徴を紹介します。
- 大手のIT企業
- 社内研修体系が確立されている企業
- 未経験者を多く採用している企業
大手のIT企業
大手IT企業は、豊富な資金とリソースを背景に、未経験エンジニア向けの研修プログラムに注力しています。
充実した教育制度を整備するため、組織に研修部門を設置したり、外部の専門講師を活用したりするケースも多いです。
基礎から応用まで体系的に学べる環境があるため、未経験者でも安心して働けるでしょう。
たとえば、株式会社日立システムズでは、職種ごとに教育体系が整備されており、各分野でスキルアップが図れるしくみになっています。
社内研修体系が確立されている企業
社内の研修体系が整備されている企業では、エンジニアとして必要な知識やスキルを段階的に習得できるカリキュラムが用意されています。
座学と実践を組み合わせたプログラムや、メンター制度などを通じたサポート体制がある点などが特徴です。
これにより、未経験者でも着実に成長でき、即戦力として活躍できる仕組みが確立されています。
例えば、日本コンピュータシステム株式会社では、社員の学習ニーズに応じて、毎年新たな学習カリキュラムを追加することで、研修内容を充実させています。
このような研修体系が確立され適宜改善を行っている企業は、未経験向けのエンジニア研修も充実している可能性が高いです。
未経験者を多く採用している企業
未経験者の採用に積極的な企業は、充実した研修体制を有している傾向があります。
なぜなら、未経験者でも早期にスキルを習得し、現場ですぐに活躍できる仕組みが導入されているためです。
IT人材不足の現状では、エンジニア経験者を採用するのは相当難しいです。とはいえ、未経験を採用しても、一人前のエンジニアに育成するのは多くのコストと時間がかかります。
そのため、多くの企業では、余程のポテンシャルがある人材でないかぎり、未経験者を採用しません。
そのような中、未経験者を多く採用している企業というのは、自社の育成環境や研修内容に強い自信がを持っている証ともいえます。
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未経験エンジニア研修が充実している企業の事例

最後に、未経験エンジニア向けの研修が充実している具体的な企業例を紹介します。
株式会社ラクスパートナーズ
株式会社ラクスパートナーズは、ITエンジニア派遣サービスを提供している会社です。
入社後には、専任講師による3ヶ月間の研修が用意されており、基礎的な内容から実務レベルのスキルまで段階的に習得できます。
これまでに、累計1,700名以上のエンジニアを育成した実績もあるため、未経験エンジニア向けの研修が充実している企業といえるでしょう。
株式会社セラク
株式会社セラクは、主に企業のデジタル化を支援するDXサービスやITシステムを支えるサービスを提供している会社です。
社員の教育と成長にも力を入れており、「急速成長」と「継続成長」を実現するための環境を整えています。
IT業界未経験者でも、約2か月の研修でエンジニアに必要な知識やスキルを習得することが可能です。
さらに、社員一人ひとりの成長に寄り添う教育担当者も配置されており、安心して学習できる環境が整っています。
このように、株式会社セラクは未経験エンジニア向けの研修充実企業の一例といえるでしょう。
未経験エンジニアは研修制度が整った企業を選ぼう!

未経験から転職する場合、研修制度が整っている企業を選ぶことは重要です。
研修がある企業に応募する場合は、企業のホームページで内容を確認し、面接時に研修内容を聞いてみるといいでしょう。
ただし、研修目当ての応募だと思われると、受け身で学習意欲が低い人だと見なされるおそれもあるので、注意が必要です。
研修制度の有無も大切なポイントですが、転職先の会社でどんな業務経験が積めるか、職場環境は良好かといった観点も大事です。
未経験からエンジニアとして活躍していくために、研修制度が充実し働きやすい環境が整った企業を選びましょう。
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