- 「未経験からエンジニアを目指したいけど、後悔しないか不安…」
- 「エンジニア転職で後悔しない方法が知りたい」
転職を考える中で、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、事前にエンジニアの実情を理解しておかないと、未経験からの転職で後悔する可能性が高いです。
未経験からエンジニアになって年収1,000万円稼げる人や、フリーランスとして自由に働けるようになる人がいるのも事実でしょう。
しかし、誰もがうまくいくほどエンジニアの世界は甘くありません。私も36歳で未経験からエンジニアに転職しましたが、後悔を感じることもしばしばあります。
そこで本記事では、実体験をもとに、エンジニア転職で後悔してしまう理由とその対処法を紹介します。
これからエンジニア転職を考えている方や、未経験エンジニアの実態を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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未経験でエンジニア転職した人が後悔する理由
それでは、未経験からエンジニア転職して後悔する理由を6つ紹介します。
- 覚えることが多すぎて理解が追いつかない
- エンジニアとは関係ない仕事を任される
- 年収が上がりにくい
- 仕事ができる人と比較される
- フルリモートワークが必ずできるわけではない
- センスが重要視される
これらの理由を理解しておくことで、本気でエンジニア転職を目指すか再考するきっかけとなるでしょう。
覚えることが多すぎて理解が追いつかない
最初に直面するのが、業務で覚えることが多すぎて理解が追いつかないという現実です。
専門用語が多く飛び交うIT業界では、特に業務内容の理解に時間がかかります。
具体的には、フレームワークやデータベースなどの幅広い知識が必要で、これらの用語を瞬時に理解するには、事前の学習が欠かせません。
未経験者が安心して仕事に取り組むためには、少なくとも基本情報技術者試験の内容を理解しておくことが重要です。
事前に受験しておくことで、業務に必要な知識の土台を固められ、実際の業務でも自信を持って取り組めるでしょう。
エンジニアとは関係ない仕事を任される
転職後すぐに、コードを書く仕事や要件定義といったエンジニアリング業務に携われるのが理想ですが、現実はそう簡単ではありません。
たとえば、私はエンジニアとしての業務に従事する一方で、プログラミング講師として派遣されることもありました。
技術的なスキルを磨きたくても、実際には別の業務に時間を取られてしまうこともあるのです。
このような状況が続くと、特に未経験者にとっては不満の原因となり、やりがいを失ってしまうことがあります。
エンジニアに関する知識や経験が浅い中では、予期しない業務を任される覚悟がないと、結果として転職後の後悔につながるでしょう。
年収が上がりにくい
未経験からのエンジニア転職では、年収が上がりにくいという現実を理解しておくことが重要です。
特に転職したての頃は、年収の急激な増加は期待できません。
一般的には、半年に一回程度の昇給で、年収ベース20〜30万円上がればよい方でしょう。私も転職した当初は、期待していたほどの年収の伸びを実感できなかったです。
より高い報酬を得るためには、経験やスキルの十分な蓄積が必要なため、なるべく期待値は下げておくとよいです。
エンジニア転職では、短期的な収入アップではなく、長期的な成長を視野に入れてスキルを磨いていく姿勢が欠かせません。地道な努力と経験を積み上げることで、将来的に年収を上げることを目指しましょう。
仕事ができる人と比較される
エンジニアの世界では、若手にもかかわらず圧倒的なスキルを持つ人が多く存在します。同期として入社したはずが、気づけばその差が大きく広がっていることも少なくありません。
このような状況に直面すると、自分自身が周りと比べて劣っていると感じ、自己肯定感が低下していきます。
他人と比較してしまうと、焦りや不安が増すだけなので、過去の自分と比較するのがおすすめです。
少しずつスキルや知識が増えていると実感できれば、自分の成長を感じやすくなります。
エンジニアである以上、仕事ができる人との比較は避けられません。一方で、自分の進歩に目を向けることで、後悔しない前向きな姿勢を維持できるでしょう。
フルリモートワークが必ずできるわけではない
フルリモートワークとは、会社にまったく出社せず、自宅やコワーキングスペースなどで完全に社外だけで働く形態を指します。
エンジニアに転職する際、多くの人がフルリモートワークを期待するでしょう。しかし、実際には完全にリモートで働けるわけではありません。
出社が週に数回義務付けられている企業も多く、企業の方針やプロジェクトの特性によっても変わります。
場所を選ばず働けると信じ込んでいると、実際の働き方とのギャップに失望するでしょう。
そのため、フルリモートで働けることへの過度な期待は避け、会社の方針や働き方をしっかり確認しておくことが重要です。
センスが重要視される
未経験からエンジニアに転職して痛感するのが、センスの重要性です。どんなに実務を経験し、知識を深めたとしても、センスを持っている人には勝てません。
特に、プログラミングをゲーム感覚で楽しんでいる人たちは、タスクの理解や処理も早く、顕著な結果を出す傾向があります。
努力が才能には勝てないのは事実です。しかし、才能がないからといって諦める必要はありません。継続的に学び続けることで、一定のレベルには到達できるでしょう。
エンジニア業務に苦手意識を感じない場合、努力を重ねる価値は十分にあります。
途中で向いていないと感じたとしても、マネージャーなど他のキャリアを志向することも可能です。
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転職はリスクがあるし、今の職場に特に不満があるわけではないから、転職は考えていない方もいるでしょう。
しかし、転職しないことが後悔につながることもあります。
今はよくても、時代の変化やライフスタイル、職場環境などによって、状況が一変することも少なくありません。世の中は万物流転であり、すべては変化していきます。
また、転職には波や鮮度があります。未経験でも採用されやすい時期や、人手不足のため選考のハードルが下がっているタイミングがあるのも事実です。
実際、私は公務員として安定した環境にいました。しかし、転職を決断し、タイミングにも恵まれてエンジニアへの転職が叶いました。
適切なタイミングを逃さず、後悔しない転職をするためにも、常に情報を集めておくことが重要です。
未経験エンジニアが後悔しないための3つの対処法
続いて、未経験エンジニアが後悔しないための対処法を3つ紹介します。
- 自分の適性を見極めてから転職する
- 一人前になるには時間がかかることを認識する
- 業務外も含めて学習を継続する覚悟を持つ
これらの対処法を理解して実践することで、未経験でエンジニア転職を果たしたあとの後悔を防げるでしょう。
1.自分の適性を見極めてから転職する
エンジニアという職業は、向き不向きがはっきりと分かれる職種です。
自分に向いていないのに転職してしまうと、確実に後悔することになるため、転職前に自分の適性を見極めることが非常に重要です。
まずは、プロゲートなどの無料プログラミング学習サイトを活用して、実際にコードを触ってみるのがおすすめです。この段階で、プログラミングに対する拒否感がないかを確認します。
問題なく学習を続けられそうであれば、次のステップとして、有料学習サイトやプログラミングスクールを利用するとよいでしょう。
自分の適性を見極めたうえで転職活動を行えば、転職後の後悔を大きく減らせます。
2.一人前になるには時間がかかることを認識する
エンジニアに限らず、一人前として業務を遂行できるようになるには、一定の時間が必要です。一般的には、約3年はかかると考えておいてよいでしょう。
特に1年目は、分からないことや新しく学ぶことが多く、苦労することも多いです。
この時期には多少の後悔を感じる場面があるかもしれません。しかし、人間には適応能力があるため、続けていくうちに業務にも慣れていきます。
2年目には、前年に比べて理解力が向上し、作業もスムーズに行えるようになるでしょう。
大切なのは、焦らず自分のペースで取り組んでいくことです。継続的に業務をこなすことで、経験も積み上がり、徐々に自信もついていきます。
このように、エンジニアとして一人前になるには、時間がかかる認識を持つことが重要です。
3.業務外も含め学習を継続する覚悟を持つ
エンジニアの業務は広範で、技術の進化も速いため、最新の知識を常に学ぶ姿勢が求められます。
特に、未経験から転職する場合は、資格取得のための勉強や自主的な学習など、業務外でも学ぶ覚悟が必要です。
継続的な学習により、理解できることや知識の量も増え、エンジニアとしての実力も向上していくでしょう。
自分の知識やスキルが高まるにつれて、少しずつ業務にも適応しやすくなり、エンジニアとしてのやりがいも大きくなります。
結果として、エンジニア転職に後悔する可能性も少なくなるはずです。
>>未経験からエンジニア転職はやめとけの理由とは?知らないと損する事実
未経験でのエンジニア転職で後悔しない企業の選び方
最後に、未経験でのエンジニア転職で後悔しない企業の選び方を紹介します。
- 年収が300万円以下ではない
- ブラックなSES企業ではない
- 面接担当者の人柄や言動に違和感がない
これらの注意点を把握しておくことで、エンジニア転職で失敗するリスクを減らせるでしょう。
1.年収が300万円以下ではない
年収300万円以下の企業は避けたほうが無難です。
未経験スタートでも、年収300万円以上は確保しないと生活的にも厳しいため、死守したいラインといえます。
これまでの経験や職種によっても年収は変動しますが、自分の中で最低限の年収ラインを設定するといいでしょう。
年収という基準を持つことで、そのラインを下回る企業から内定をもらった場合でも早急に判断できるようになります。
たとえば、私の場合は年収300万円以上というラインを設定しました。
転職活動をする中で、契約社員で年収240万円の内定を受けましたが、条件に合致しないため辞退しました。
高すぎず低すぎない年収基準を持つことが、エンジニアの企業選びにおける大切はポイントとなります。
2.ブラックなSES企業ではない
未経験でも転職可能な会社を探していると、SES(システムエンジニアリングサービス)企業に当たることも多いです。SES企業もピンキリであり、入社してみたもののエンジニアとはかけ離れた業務に従事するケースもあります。
また、SESの中にはブラックな企業も少なくありません。
面接時には業務内容や働き方についてしっかり確認することが重要です。求人内容があいまいで、不信感を感じたら、遠慮せず辞退した方がいいでしょう。
実際、私も某SES企業で「スキルシートの内容を水増しして、経験者のように振る舞って採用面談を受けて欲しい」と依頼された経験があります。信頼できない企業と感じ、すぐに辞退しました。
エンジニア転職を後悔をしないためにも、ブラックなSES企業を選ばないことが大切です。
3.面接担当者の人柄や言動に違和感がない
会社の面接担当者の人柄や言動に違和感がないことも非常に重要なポイントです。
面接を担当する人は、管理職など会社を代表するような人が多いです。彼らの言動や考え方は企業理念を体現しており、会社の文化を反映しているともいえます。
入社後には一緒に仕事をすることになるため、面接時に違和感を感じるのであれば、社風が自分に合わない可能性が高いです。
また、担当者とのコミュニケーションや質問の回答にズレがある場合も、再考したほうがよいでしょう。
転職活動では、自分が選ばれる立場である一方、会社を選ぶ立場でもあります。
心理的安全性の高い安心できる環境で働くためにも、面接担当者の人柄や言動がまともかどうかの見極めが重要です。
まとめ:未経験のエンジニア転職で後悔しないためには事前知識と適性判断が大切
未経験からエンジニアに転職するのは、思っている以上に大変です。
特に、私のような前職が事務職で、ITリテラシーも高くないような人には厳しい道のりとなるでしょう。
転職に成功しても、大学や高専で情報系を学んできた才能のある人たちを見ると、絶望や後悔を感じるときもあります。
しかし、エンジニア転職に関する情報を事前に集めたり、自分の向き不向きを理解したりすることで、転職後の後悔を減らすことも可能です。
とはいえ、行動しない限り何も変わりません。多少の後悔は覚悟しつつ、勇気を持って挑戦しましょう!
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