【公務員辞めなきゃよかったと思う瞬間5選】民間転職で後悔する人の特徴と4つの対策

「公務員を辞めて転職したら、後悔するかもしれない…」
「民間企業へ転職しても、公務員を辞めなきゃよかったと思いそうで、一歩が踏み出せない…」

転職を決意して新しい職場に飛び込んだものの、思っていた環境と違う、年収が思ったより下がった、公務員時代の安定が恋しくなってきた気持ちを抱えている方は少なくありません。

私自身も、36歳で地方公務員からIT企業のエンジニアに転職し、転職直後は「本当にこれでよかったのか」と何度も自問しました。

給与明細を見て金額が下がっていた瞬間や、前職の同期から昇給の話を聞いた瞬間は、後悔に似た感情がよぎったこともあります。

この記事では、元都庁職員として転職後に「後悔した瞬間」と「その後悔をどう乗り越えたか」、「それでも転職してよかったと思える理由」を包み隠さずお伝えします。

転職を迷っている方や、すでに転職して後悔を感じている方にも、参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
ユウ
  • 地方公務員の事務職として9年勤務
  • 公務員のキャリアに不安を感じ、プログラミングスクールを受講
  • 地方公務員を辞めて、36歳未経験でITエンジニアに転職
  • エンジニアとして、リモートワークやフレックス勤務など自由度の高い働き方を獲得
  • 転職先ではエンジニアのほか、PMやコンサルタント業務も担当

公務員から転職したい人におすすめのエージェント5選

転職エージェント特徴おすすめの人公式サイト

type転職エージェント
幅広い業界から選べる総合型業界を絞りきれていない人
民間求人の全体像を知りたい人
公式サイト
コムキャリ
コムキャリ
自治体向け企業への転職支援に強い公務員経験を活かし、民間で社会貢献できる仕事を探している人
自治体・官公庁との取引がある企業で働きたい人
公式サイト
ギークリー
ギークリー
IT・Web・ゲーム業界に特化IT・Web・ゲーム業界に絞って転職活動したい人
IT系スタートアップや成長企業へ挑戦したい人
公式サイト

ガブトゥーキャリア
ガブトゥーキャリア
公務員からの転職に特化公務員経験・スキルを民間でも活かしたい人

公務員の強みをアピールしてくれる担当者に相談したい人
公式サイト
JACリクルートメント
JACリクルートメント
ハイクラス・ミドルクラス特化さらなる年収アップを目指す人
スキルや経験を武器にキャリアアップしたい人
公式サイト

なお、「一度辞めたら公務員には戻れない」とは限りません。最近は、転職などで辞めた職員をもう一度採用する「カムバック採用」「アルムナイ採用」を行う自治体も出てきています。

公務員に再度戻れるカムバック採用・アルムナイ採用

一度辞めた職員をもう一度採用する「カムバック採用」「アルムナイ採用」を始める自治体が増えています。

  • 東京都は2024年度から、転職や育児・介護などで退職した元職員を対象に「アルムナイ採用選考」を実施
  • 埼玉県や北九州市も、退職理由に「転職」を含めた再採用の制度を設置
  • 国家公務員でも2026年4月から、途中で辞めた人を再び採用する「アルムナイ採用」の仕組みを導入済み

自治体や時期によって状況は変わるため、募集要項やホームページで最新情報を確認してみてください。

目次

「公務員から転職しても後悔しそう」と感じる気持ちは当然

公務員から転職後に悩む会社員のイラスト

公務員から転職して後悔するかもしれないという気持ちは、誰でも経験しうる自然な感情です。

安定した職を手放した不安や、想像と違った職場環境に直面したとき、「辞めなきゃよかった」という思いが湧き上がるのは自然なことです。

その感情は正直な反応であり、真剣に転職に向き合っている証拠でもあります。

大切なのは、なぜ後悔しそうと感じるか原因を正確に把握して、次の行動に活かすことです。

公務員を辞めなきゃよかったと思う瞬間5選

公務員を辞めなきゃよかったと感じる5つの瞬間のインフォグラフィック

実際に公務員から転職した人が「辞めなきゃよかった」と感じた瞬間を5つ紹介します。

これから転職を考えている方は、こうしたリアルな声を事前に知っておくことで、後悔を防ぐことができます。

①給与明細を見て手取りの少なさに愕然としたとき

公務員時代は各種手当や共済制度が充実していたため、民間に転職すると同じ額面でも手取りが大きく下がるケースがあります。

住居手当・扶養手当・退職金制度の違いも含めると、生涯収入で数百万円の差が生じることも少なくありません。

実際に給与明細を手にして初めて差に気づき、「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も多いです。

②退職金や年金が思ったより大幅に減ると気づいたとき

公務員の退職金は勤続年数に応じて手厚く、年金も共済年金の上乗せがありました。

民間転職後に退職金シミュレーションや年金試算を行い、「想定より何百万円も少ない」と気づく瞬間は大きなショックです。

転職前にこの計算をしていなかった方が後悔するパターンが多いため、事前に試算しておくといいでしょう。

③残業や成果プレッシャーで体を壊しそうになったとき

民間企業では成果が直接評価に反映されます。

「数字を出さなければ居場所がない」というプレッシャーや連日の残業で限界を感じたとき、「公務員に戻りたい」という気持ちが強くなります。

安定した就業時間で働けていた公務員時代の環境が、改めて恵まれていたと気づく瞬間です。

④職場の人間関係や文化に馴染めなかったとき

民間企業の成果主義・競争意識・スピード感は、公務員の職場とは大きく異なります。

「仕事の進め方が違いすぎる」と感じてチームに馴染めない期間が続くと、孤立感から後悔が生まれやすくなります。

特に転職後3〜6ヶ月の適応期間に強く感じる傾向があり、焦らず時間をかけることが重要です。

⑤転職先でスキルのなさを痛感したとき

公務員の仕事は専門性が高い一方、民間で求められる「営業力」「マーケティング思考」「数値管理」とはズレが生じやすいです。

「自分には武器がない」と気づき自信を失う人は少なくありません。

しかし公務員経験には「調整力」「文章力」「法的知識」など高く評価される強みも多く、それを正しく言語化できるかが重要です。

公務員から転職して後悔しやすい人の特徴3つ

公務員から転職して後悔しやすい人の3つの特徴インフォグラフィック

「辞めなきゃよかった」と後悔する人には共通点があります。転職前に自分がこれらに当てはまっていないか確認することで、後悔のリスクを大きく下げられるでしょう。

以下の特徴に当てはまると感じた方は、転職前の準備をより丁寧に行うことをおすすめします。

①転職の目的が「逃げ」だった人

「今の職場がつらいから」「人間関係が嫌だから」という消極的な理由で転職すると、転職後も似た課題にぶつかりやすくなります。

転職は環境を変えるだけで、自分のスキルや思考パターンは変わらないからです。

「何から逃げたいのか」ではなく「何を実現したいのか」を明確にしてから動き出すことが、後悔を防ぐ第一歩です。

自分が「やりたいこと」で辞めるタイプか、「つらさ」から離れたいタイプなのかは、以下記事のセルフチェックで確かめられます。
>>【公務員を辞める人の特徴6つ】優秀な人ほど辞めるのは本当?若手の退職が増えた理由も解説

②民間企業のリアルを調べずに転職した人

「民間は自由で楽しそう」というイメージだけで転職すると、現実とのギャップに苦しみます。

口コミサイトや転職者の体験談で、具体的な労働環境・文化・評価制度を調べること、できれば転職先社員にOB訪問をするのも有効です。

情報収集が不足したまま転職した人ほど、後悔しやすい傾向があります。

③年収・待遇の「見えないコスト」を見落としていた人

額面年収だけを比較して転職を決断した人は注意が必要です。

公務員には各種手当・住居補助・退職金など、給与明細に載らない多くの恩恵があります。

これらを含めた「実質的な報酬」を試算せずに転職すると、入社後に大きな落差を感じることになります。

「公務員を辞めてよかった」と感じる瞬間3選

公務員を辞めてよかったと感じる3つの瞬間のイラスト

「公務員を辞めて後悔した」という声がある一方で、「辞めてよかった」と感じている人も多くいます。

転職の結果は個人の状況や目標によって大きく異なります。後悔しやすい面だけでなく、転職によって得られるメリットも正確に把握しておきましょう。

成果が評価されて年収が上がっていく

民間企業では実力と成果が直接報酬に反映されるケースが多くあります。

公務員時代は年功序列で評価に大きな差が出ないため、給与の上がり方には限度があります。

しかし、民間転職後に営業やITエンジニアとして実績を積み、入社3年で年収が100万円以上アップしたという事例も珍しくありません。

「頑張った分だけ評価される」環境を求める人には大きな満足感があります。

副業・スキルアップの自由度が上がった

公務員は法律で副業が厳しく制限されています。

転職後は副業やフリーランス活動が自由にできるようになり、収入の柱を複数持てるようになったという声も多いです。

民間では外部セミナーや資格取得への支援制度が整った企業も多く、スキルを積極的に伸ばしたい人には向いている環境です。

やりがいのある仕事に就けた

「社会への貢献実感が薄い」「異動でやりたい仕事から離れてしまう」という悩みを抱え、民間企業へ転職した結果、自らの意志でキャリアを築く喜びに目覚める方も少なくありません。

公務員は待遇や安定性の面で比較的恵まれている職業です。

しかし、どれほど条件が良くても、やりがいを感じられず、日々の業務を楽しめないのであれば、人生全体の満足度は下がってしまいます。

だからこそ、公務員という立場から一歩踏み出し、心から「やりがいがある」と思える仕事に出会えることは、転職における非常に大きなメリットと言えるでしょう。

年代別に見る公務員からの転職で後悔するリスクと対策

20代・30代・40代別の公務員転職リスクと対策を比較したインフォグラフィック

転職後の後悔は、転職した年齢によっても大きく異なります。20代・30代・40代それぞれで、リスクの内容や対処法が変わるため、自分の年代に合った視点で考えることが重要です。

20代:リスクは最小限。ポテンシャル採用でチャンスが広がる年代

20代は「第二新卒」として捉えられることも多く、民間企業からのポテンシャル採用が受けやすい年代です。

スキルがなくても「今後の伸びしろ」を評価してもらいやすく、仮に転職先が合わなくても再転職がしやすいため、失敗のリカバリーが効きます。

挑戦コストが最も低い年代のため、公務員の働き方が合わないと感じたら、積極的に転職活動するのがおすすめです。

30代:即戦力重視。「年収低下リスク」とどう向き合うかが鍵

30代は即戦力を求められる年代のため、「経験・スキルを武器にできるか」が転職成功の鍵になります。

公務員経験をうまく民間向けに言語化できないと書類選考で落とされ続け、焦りから妥協して希望条件に合わない企業へ入社してしまう恐れもあります。

住宅ローン・子育てなど生活コストが上がりやすい時期でもあるため、年収の変動リスクに特に注意が必要です。

一時的な年収低下のリスクをどこまで許容できるか、将来的なキャリアプランを含めた慎重な判断が求められます。

40代:マネジメント経験や専門性が必須

40代での転職は、20〜30代と比較して求人の選択肢が大幅に絞られ、ハードルが高くなります。

管理職経験・専門資格・豊富な実績がなければ希望の求人が見つからないケースも多く、転職活動が長期化するリスクがあります。

公務員を辞めるにあたり、退職金の受給額や将来の年金額に大きな影響が出る年代でもあります。

勢いで退職せず、転職活動と並行して退職金・年金・今後の生活費に関する綿密な資金シミュレーションを行うことが欠かせません。

後悔しないための転職前の準備:4つの具体策

公務員から転職する前に必要な4つの準備ステップのフロー図

「後悔する人」と「後悔しない人」の差は、転職前の準備の質にあります。

以下の4つを実践しておくことで、転職後のギャップを最小限に抑え、納得のいく転職を実現できます。

①転職の目的を言語化する

「なぜ公務員を辞めたいのか」「転職後にどんな状態を実現したいのか」を紙やパソコンなどで文章で書き出しましょう。

「年収○○万円以上」「○○の職種で働く」「週○日リモート可」など具体的な条件に落とし込むことで、転職先の比較・判断がブレなくなります。

目的が曖昧なまま動き出すと、後悔のリスクが高まります。

②年収・退職金・年金の差額を計算する

転職先の年収だけでなく、退職金の試算・厚生年金の受給額シミュレーション・各種手当の差分を事前に計算しておきましょう。

日本年金機構のねんきんネットや退職金シミュレーターを活用することで、生涯収入の差が数字で把握できます。

「想定外だった」を防ぐために、転職前に必ず行っておきましょう。

③転職エージェントに相談して市場価値を確認する

公務員の経験が民間でどう評価されるかは、実際の市場に触れてみないと分かりません。

転職エージェントを活用することで、強みの整理・非公開求人へのアクセス・面接対策など幅広いサポートを無料で受けられます。

まずは複数のエージェントに登録し、自分の市場価値を客観的に把握することがおすすめです。

公務員からの転職におすすめの転職エージェントは、「公務員から転職したい人向けにおすすめのエージェント」の記事で解説しています。

④「最低条件」だけ決めて動き出す

すべての希望を満たす転職先を追い求めると、転職活動が長期化しやすくなります。

「これだけは譲れない」という最低条件(年収・勤務地・職種など)を2〜3つに絞り、まずは動き出すことが大切です。

完璧な転職先はないため、動きながら優先度を調整していく柔軟な姿勢が、後悔の少ない転職につながります。

公務員からの転職でよくある質問

公務員からの転職に関するよくある質問と回答のイラスト

公務員を辞めて後悔した場合、もう一度公務員に戻れますか?

戻れる可能性はあります。

主な道は2つで、他の自治体や国の「経験者採用(社会人枠)」を受ける方法と、元の職場の「カムバック採用」「アルムナイ採用」に応募する方法です。

後者は東京都(2024年度から)や埼玉県、北九州市などが実施していますが、すべての自治体にあるわけではなく、在職年数などの条件もあります。

応募前に、各自治体の採用ページで最新の募集要項を確認しましょう。

転職後すぐに後悔を感じた場合は早めに再転職すべきですか?

すぐの再転職はおすすめしません。入社後3〜6ヶ月は環境への適応期間であり、後悔の感情が最も強くなりやすい時期でもあります。

まず「何に後悔しているか」を書き出し、今の職場で改善できる問題なのかを冷静に見極めましょう。

在籍期間が短すぎると次の転職活動で不利になるリスクもあります。感情的にならず、最低でも半年〜1年は様子を見ることが賢明です。

公務員から転職すると、年収はどのくらい変わりますか?

転職直後は年収が下がるケースが多いです。公務員特有の手当などがなくなることで、額面が同じでも手取りが数万円単位で減ることがあります。

国税庁の「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、民間企業の平均年収は478万円(男性 587 万円、女性 333 万円)です。

一方、成果主義の民間では、努力次第で数年以内に公務員時代の年収を上回るケースも少なくありません。

公務員を辞めると退職金はどのくらい減りますか?

転職のタイミングによって差は大きく変わります。

公務員の退職金は勤続年数が長いほど有利な計算式が適用されるため、勤続20年未満での退職は特に損失が大きくなります。

総務省の調査では、25年以上勤務後に定年退職した地方公務員の平均退職手当は、約2,200万円(令和 6年度)とされています。

転職前に退職金規定や金額を必ず確認しましょう。

公務員からの転職で後悔している人は多いですか?

転職後に後悔を感じる人は一定数います。とはいえ、私の体感ではそのまま民間企業で勤務し、公務員に戻る人はほぼいません、

後悔を感じるのは入社後3ヶ月以内がピークで、時間の経過とともに薄れる傾向があります。

後悔しやすいのは「準備不足のまま転職したケース」がほとんどのため、転職前の情報収集や条件整理が最大の対策となります。

転職後の後悔はどうやって乗り越えればよいですか?

後悔を乗り越えるには、まず「何に対して後悔しているのか」を「年収」「人間関係」「仕事内容」などの項目に分けて書き出すことが大切です。

原因が明確になると、「今の職場で解決できる問題か」「再転職を検討すべきか」を冷静に判断できます。

転職直後の3〜6ヶ月は感情が揺れやすい時期のため、焦って結論を出すのは禁物です。

スキルアップへの投資など「今できること」に集中すると、気持ちが前向きになりやすくなります。

40代で公務員を辞めると後悔しますか?

40代での転職は20〜30代と比べてリスクが高く、慎重な判断が求められます。求人の選択肢が絞られるうえ、退職金・年金への影響も大きくなるためです。

ただし管理職経験・専門資格・豊富な調整力を持つ人は、民間でも即戦力として評価されるケースがあります。

資金シミュレーションを行い、最低でも3〜6ヶ月かけて慎重に判断することをおすすめします。

まとめ:公務員からの転職で後悔しないためにエージェントを活用しよう

公務員から転職して後悔しないためのまとめイラスト

公務員からの転職には、年収や安定性の変化といったリスクが確かに存在します。

しかし、それらを事前に正しく把握して準備を進めれば、転職後の「こんなはずじゃなかった」という後悔は防ぐことが可能です。

大切なのは、一人で悩まずに客観的な視点を取り入れることです。 まずは転職エージェントに登録し、自分の経歴が民間企業でどう評価されるかを確認してみましょう。

今の職場で働きながら、プロのエージェントに市場価値(現在のスキルで得られる年収やポジションの目安)を診断してもらうのが賢明な進め方です。

「まずは話を聞いてみる」という気軽な姿勢が、納得感のあるキャリア選択へと繋がります。

公務員から転職したい人におすすめのエージェント5選

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